【2025健康保育学科だより・第18号】2年生を対象としたキャリア講演会を開催しました
キャリア講演会の様子
認定NPO法人日本クリニクラウン協会より熊谷恵利子先生をお招きし、ご講演いただきました。
クリニクラウン(Clini Clown)とは、Clinic(病院)とClown(道化師)を組み合わせた言葉で、病院に入院している子どもたちのもとを定期的に訪れ、遊びやユーモア、対話を通して関わる専門職です。医療スタッフと連携しながら、制限の多い入院生活の中にあっても、子どもたちが「その子らしく」過ごせる時間を支える活動を行っています。
講演の前半では、これまでのクリニクラウンの活動を紹介いただくとともに、多様な現場における実践について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。終始ユーモアを交えた語り口で進められ、「すべてのこどもに、こども時間を」という活動理念が、実体験に基づくエピソードとともに紹介されました。入院生活では「できないこと」が増えがちですが、そのような環境の中でも、心が動く瞬間やワクワクする体験を大切にし、子ども自身の力を引き出す関わり方について、多くの示唆が得られました。
後半には、身体と心を使ったコミュニケーション・ワークショップが行われました。言葉だけに頼らず、全身を使って他者と関わること、そして何より楽しむことの大切さを通して、学生たちはコミュニケーションの本質を体験的に学びました。
本講演会は、学生たちが現場に根ざした具体的な話に触れ、将来の進路や専門性について改めて考える貴重な機会となりました。

講演(前半)の様子①

講演(前半)の様子②

コミュニケーション・ワークショップ(後半)の様子①

コミュニケーション・ワークショップ(後半)の様子②

質疑応答の様子

学生代表挨拶の様子

持参いただいた風船人形
学生の感想
クリニクラウンがどのような活動をしているのか、何を大切にしているかを知り、とても素敵な活動だと思いました。また、自分自身がオープンマインドでいること、自分自身が楽しむことなど、自分のあり方についても大切なことを学ぶことができました。子どもの気持ちに寄り添うことやその時の子どもの様子から関わり方を変えていくことなど、クリニクラウンの方が大切にされていることは保育にも共通すると思います。今回学んだことは今後子どもと関わる際に活かしていきたいです。(江上千寿)
「クリニクラウン」という言葉は聞いたことがあったけど、「どんな活動をしているか、どんなことを大切にしているか」など知らなかったことを今日の講演会で学ぶことができました。クリニクラウンが何より大切にしているのは「Children First」という考え方であることを知り、子どもを何よりも大切に考える姿勢の重要性に気づきました。また、「できる・できない」で考えるのではなく、「何ができるだろう」と捉え直し、「今、私たちにできること」を考えて行動することの大切さを学びました。実際に身体を動かすワークショップでは、難しい動きではなく、拍手など日常の動作を取り入れることで、普段なかなか話さない人と自然に交流し、楽しむことができました。(日比野想花)
