地域福祉学科1年生が初めて実習【福祉サービス入門実習】に行きました


 福祉サービス入門実習では福祉を学ぶ学生が、福祉サービスの種類や役割、支援対象者とのかかわりを体験するはじめの一歩として9月21~28日の間、4日間にわたり福祉サービス事業所で実習をさせていただきました。以下、学生の報告です。

 今回、初めての実習で私が伺ったのは、新見市内の障害者地域活動支援センターと小規模多機能ホームです。

  障害者地域活動支援センターでは、知的障害の方とゲームをしました。右半身麻痺の身体障害も有している方ですが、車いすを準備し、乗る際に少しサポートをする程度で移動や排泄などは1人でされていました。また、精神障害の方が社会復帰を目指し、仕事をする作業場で一緒に作業をさせていただきました。そこでは、ピックや菜箸の袋詰めなど、手先を使う作業をされていましたが、返答がなかったり言葉が上手く話せない方など、沈黙が続くことが多々ありました。

 また、小規模多機能ホームでは、高齢の方が通所サービスや宿泊利用をされていました。午前中は、主にクロスワード、パズルなどの脳トレ、午後は体操、レクリエーションをしました。高齢者とのコミュニケーションは、難聴のため、補聴器をつけている方もおられ、こちらの声が届きづらいということを感じました。ここでも私が感じたのはコミュニケーションの難しさです。

  実習を全て通して私が学んだことは、言葉での会話ができる=(イコール)良い関係を築けるということでは無いということです。言葉でのコミュニケーションが全てではありません。非言語でありながらも相手の気持ちを読み取る目を養うことで、利用者と信頼関係を築くきっかけにもなると職員の方に助言をいただきました。利用者の方をどれだけ知ろうとするか、それが支援者としての第1歩だと実習を通して気づくことが出来ました。
                                                     小野 希光香

 


 熊原理事長もお出迎えくださり、説明をいただきました。

 


 事業所内の見学や生活の様子をうかがいました。

 


 お世話になりました事業所の皆様!ありがとうございました~!