岡山県内第1号の子育てカレッジとして、新見公立大学内に子育て支援拠点(にいみ子育てカレッジ)が設置されています


 8つの事業の1つとして親子交流広場「にこたん」が開室されており、0歳から就学前の子どもと保護者が利用されています。その「にこたん」で、授業の空時間を利用して、学生ボランティア活動を行っています。

 見守りの姿勢を基本とした日常的な「ノンプログラム型」の「にこたん」の活動では、子どもがしていることに合わせて一緒に遊んだり、教材作りや環境整備を手伝ったりしています。ボランティアでの経験を実習の際に生かしたり、実習時には関わることが少ない保護者との関わりを経験したりすることができます。

 スタッフの方が保護者の方と会話される様子を見て、保護者支援について学ばせてもらうこともできる貴重な機会となっています。
 


 利用者の方がいらっしゃらない時は教材作りをします。スタッフの方から教材作りの説明を聞いています。

 


 折り紙の折り方見本を作成しました。子どもたちにわかりやすいように工夫しています。

 

学生の感想


 今回のボランティアでは、教材作りとして折り紙の折り方の表を作りました。利用者の方が来られている時には子どもと遊んだり、スタッフの方と保護者の方のやりとりを見させてもらったりしているので、環境構成の1つとして教材作りをすることは、新鮮な体験になりました。私は折り紙があまり得意ではないので苦戦しましたが、保育所などで実践できるように慣れていきたいと思いました。
 子どもや保護者に流れや折り方を分かりやすく伝えられるように工夫しながら作るのは難しく、時間がかかりましたが楽しかったです。
                                (近藤 久美)


 利用者の方が来られた時には、子どもとはままごとや読み聞かせなど好きな遊びをしています。一緒に遊ぶ中でどうしたら遊びが楽しく展開できるか考えることで、自分の引き出しを増やすことにつながっています。保護者の方とお話させていただく中で、子育てに関する悩みをお聞きした時には、保護者の方に寄り添った子育て支援ができる保育者になりたいと思いました。
 ボランティアに継続して参加する中で、子どもの成長・発達を身近に感じられる貴重な経験になっています。これからもボランティアで得た知識をいかしながら、大学生活を送っていきたいです。
                                (武下 実結)