ネイチャーゲームは、体全体で自然とふれあう体験を通して、人と自然の共存の大切さを実感する自然体験プログラムです。
子どもたちがネイチャーゲームを体験することで、自然の美しさや不思議さを感じる力、他者への思いやりや生命を大切にする心、好奇心や探求心などが高まります。


 健康保育学科では、1年生の保育内容「環境」と2年生の保育内容「環境」の指導法の授業で、ネイチャーゲームを学びます。6月15日は、2年生の授業で岡山県シェアリングネイチャーゲーム協会の勝間光洋先生と山陽学園短期大学附属幼稚園の中本亜希穂先生を招いて、大学敷地内で「カモフラージュゲーム」「目隠しゲーム」「わたしのワンピース」などのゲームを楽しみました。また、講義室では幼稚園現場での実践についてお話をしていただきました。


 カモフラージュ

 


 目隠しゲーム

 


 わたしのワンピース

 

学生達の感想


 カモフラージュゲームは、本物のイモムシを探すのかと思い戸惑いましたが、クリップをイモムシに見立てていて、楽しく活動できました。ゲームが進行するにつれて難易度が上がっていき、イモムシを探す集中力が高まりました。導入やまとめとして、虫の生態であるカモフラージュの説明や、ひよこの人形を使ってのお話など、子どもが楽しんで活動に取り組める工夫があったと考えます。
 

 目隠しゲームは、視覚が使えない分、聴覚、触覚、嗅覚をしっかり使って風や雨、草花や木の感触、匂いなどの自然を肌で感じることができました。視覚の情報がないだけでより自然を身近なものに感じることができ、視覚の情報の大きさに気付きました。
 

 わたしのワンピースでは、友達と楽しい気持ちを共有したり、自然の色の多さを感じたりと、自然の豊かさに触れました。年齢や発達に合わせた、展開が大切だなと思いました。絵本から活動を展開していく工夫があり、保育実習に役立てていきたいと考えました。


 幼稚園教諭の中本先生のお話を聞いて、印象に残ったことは「活動が先。説明はあと。」という話です。子どもたちが思うようにまずは動かせ、楽しませ、それからルールの確認をしたり、説明をしたりすると良いとわかりました。また、子どものどんな表現、感性も受け止めてあげることが大事だとわかりました。もうすぐ、実習が始まりますが、今日聞いたことを意識してみたいと思いました。