地域福祉学科の2021年度の取組みや授業の様子を紹介します 11
基礎ゼミC「神郷高瀬で行われた<たたら製鉄>に参加しました」
新見市では、教育委員会と地域の方と供に日本古来の製鉄法である「たたら製鉄」学習を毎年実施し、学生もボランティアで参加しています。今年は市内北西部に位置する神郷町高瀬で開催されることとなり、基礎ゼミナールCの交流先のご縁ということもあり、地域福祉学科1年生が授業として参加させていただきました。以下、学生の感想です。
学生の感想
今回、2日間に渡って、「たたら製鉄」に参加させて頂きました。1日目は、炉を築くために粘土を使ったレンガ作りをしました。最初は、地域の方のお手本を見てから始めました。そんなに難しそうには見えなかったレンガ作りでしたが、実際にやってみると、重く、硬さの違う粘土を綺麗な形に整えるのはとても難しかったです。
2日目は、砂鉄と炭を交互に炉に入れる作業を体験しました。片手で砂鉄や炭が乗った板を持ち、もう片方の手で大きなスコップを持ち、一定量を落としていくのはとても難しく、顔くらいの高さまである炉の中を覗くため、顔や手が熱かったです。
この体験から、昔ながらの知恵や、手間がかかるからこそ感じられるものがあることを学びました。また、ボランティアの方や、地域の方々とお話しさせて頂いたことで、人と人との繋がりの大切さを学びました。たたら製鉄には製鉄当日までにもたくさんの工程があり、携わる方々が様々な準備をしてくださったからこそ、私たちは2日間、日本古来のたたら製鉄を体験させて頂くことができました。
貴重な体験やお話を聞かせて頂けて、ほんとうにありがたかったです。来年は、より大規模なたたら製鉄が行われる予定だということで、次は授業の一環としてではなく、一般のボランティアとして準備の段階から参加したいと思います。
(地域福祉学科1年 斎藤蘭)
レンガづくり
炉に砂鉄を投入する様子
炉の中