基礎ゼミナール 高尾交流会【水鉄砲づくり】

 地域福祉学科の基礎ゼミナールCでは、地域住民の皆様のご協力のもと、地域文化に触れる中で住民の方と様々な交流を通じ、学ばせていただいています。今回は高尾地区の方に昔ながらの遊び道具である水鉄砲づくりを教えていただきました。
 

水鉄砲づくりを教えていただいた高尾地域の皆さん
水鉄砲づくりを教えていただいた高尾地域の皆さんと記念撮影

 

 まず、一から水鉄砲を作る際に使用する竹を見たときは大きくて驚きました。また、ノコギリやキリなど普段の生活では使う機会の少ない道具を使うことは難しく感じましたが、地域の方にコツを教えてもらい段々と上手く使えるようになった時はとても嬉しかったです。押し棒を竹の筒の幅に合わせて作る過程は微調整が必要で苦戦しました。

 最初は上手く水が飛ばず、試行錯誤しながら、住民の方々からヒントをもらいつつ自分で考えて何度も作り直しました。最後に上手く飛ばせる水鉄砲をつくることができたときは達成感が得られ、晴れた夏の暑い日にみんなで自分が作った水鉄砲を発射させるのはとても楽しかったです。
 

作成した水鉄砲を発射している様子
自分でつくった水鉄砲で水を飛ばしている様子


 製作過程の中で、地域の方が昔は何で遊んでいたのか、水鉄砲は誰から教わったのか、高尾地区に住んでいる人同士の繋がりなどについて貴重なお話を聞くことができました。最後に学生と地域の方々で交流会の感想を伝え合い、この水鉄砲づくりの行事は終わりました。

 初めてのフィールドワークでしたが、私たちを温かく見守ってくださる地域の方々がいらっしゃることを交流を通じて感じることができました。今回教えていただいたこの昔遊びを今度は自分たちが次の世代へ伝えていきたいです。

[地域福祉学科 1年 柚木 敬菜]