2024年年頭の記者発表 -3期目再任にあたり-
明けましておめでとうございます。辰(龍)の年が本学のさらなる飛翔の年になることを願っています。
この度は、令和6年能登半島地震でお亡くなりなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
さて私こと
2015年度の副学長を経て、2016年度より理事長兼学長を務めており、2023年度末で1期4年の2期目を終了いたします。この間、看護学部を健康科学部に名称変更(2017年)し、短期大学の2学科を4年制化して新・健康科学部1学部3学科(健康保育、看護、地域福祉)に改組(2019年)しました。2023年3月に第一期生が無事卒業、4月に大学院を健康科学研究科に改称・改組(看護学専攻博士後期課程と地域福祉学専攻修士課程の新設)して、「課題先進地域の現場で人と地域を創る新見公立大学」の目標を実現する組織体制が完成しました。
この度、2024年度からの3期目を継続して担当することになりましたので、年頭にあたり、ご挨拶を兼ねまして、本年度からの学部での新しい取り組みのいくつかをお知らせいたします。
学部での新しい取り組み
SA制度
「夢を叶える学びがある」学生ファーストの大学として、本学のスチューデント・アシスタント(SA;学生の視点から大学とまちを創るパートタイム非常勤職員)制度である地域共生推進センターSA、学生生活支援センターSAの拡充を図るとともに、学生目線での学びの質保証システムの構築 を進めて参ります。
健康保育学科
病気や障害のある子どもの支援についての学修 を充実させるために、NiU新見駅西サテライトの発達支援センター「なごみ」や「ひだまりのいえ(モンテッソーリ教具使用)」の本格的活用、ならびに新しく岡山医療センターや社会福祉法人旭川荘などとの連携による病児や医療的ケア児の保育現場の見学実習を開始します。
看護学科
2023年度に開始した「人生の最後まで口から食べる幸せを守る(NiU-KTSM)プロジェクト」の一環として、小山珠美氏(本学臨床特命教授、NPO法人KTSM理事長)による食事支援のための実技セミナーの定期開催に加えて、2024年4月に摂食嚥下障害看護認定看護師養成のための教育機関認定(B課程)を日本看護協会に申請し、2025年4月より認定看護師養成を開始する計画です。この機会に、2024年度より看護学科と地域福祉学科の学生を対象として食事サポーター講座を開始します。
地域福祉学科
地域福祉学科の学生を対象として、看護学科の訪問看護・地域看護コースの学生と合同で、西村かおる氏(本学客員教授、コンチネンスジャパン株式会社専務取締役)による排泄ケアに関する特別学修カリキュラムを開始します。超高齢社会における食と排泄の支援を介護・看護・福祉連携の視点から体系的に学修します。
2024年1月10日
新見公立大学理事長・学長 公文 裕巳
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