5月15日に「新見御殿町まち歩きガイドの会」の方々のご協力を得ながら御殿町を散策し、現在も形を残す歴史的文化に触れるとても貴重な体験をさせて頂きました。

 
 事前学習では、にいみ公式観光サイトで御殿町について調べていましたが、興味深い発見が多くありました。ここでは私たちが学んだことについて紹介します。
 

 御殿町の太池邸で、まちあるきガイド・地域のみなさんとの交流


 まず、御殿町は江戸時代からあるまちで、江戸や明治の歴史が色濃く残っていることです。特に太池邸は江戸の雰囲気を感じさせる場所でした。
  
 次に高瀬舟の特長です。通常の船底の逆三角形の形状に対して、高瀬舟は底が平らで人が乗る時に揺れが少なく、大きな石がたくさんある川でも運行できることに感動しました。また、江戸時代から鉄を運ぶときに高梁川を使った水運業が盛んで、徳仁天皇陛下もこの新見の地を訪れたことにも驚きました。

 そして、当時の繁栄した暮らしぶりがうかがえる品々が見学できたことです。実際に津国屋という屋敷では神棚や徳川家光の頃の七草粥専用の茶碗などを拝見しました。また、七福神にちなんだ7社もある神棚、それにまつわる話も聴きました。 

 さらに、ラピスラズリでできている屋敷の壁、忍び返しなど細かい部分も拝見出来ました。最後は、昔は商人の街だったという松原通りに行き元大阪屋旅館別館を訪れました。完成までに600年の歴史のある黒柿の柱や「大坂」と表記されたお弁当箱など歴史を肌で感じました。
 


 太池邸の前で集合写真

 
 これからはこのまち歩きを基に御殿町の魅力をPRする方法を考えていきたいです。

                    地域福祉学科 藤井 美咲、松尾 桃華