【2025健康保育学科だより・第2号】保育3年 保育内容「人間関係」の指導法で遊び体験をしました
授業の様子
遊びの中の「人間関係」を多角的に捉えるために、3回分の授業を通してさまざまな遊び体験をしました。室内や戸外で自由に遊べる環境を通してどのような遊びや関係が見られるのか、遊びの内容やルールによってどのような子どもの関わりや規範意識が生じてくるのか、子どもの気持ちになって遊びに参加したり、保育者になったつもりで遊びのアレンジをしたりして考察しました。遊びの実践を通して、子どもの自己の育ち、友達や保育者との関わり、道徳性・規範意識、これらを支える保育者の援助など、具体的に話し合い、学び合う機会となっています。
<室内で自由に遊んでみよう>
絵合わせ遊びで盛り上がります。友達と一緒に遊ぶと楽しい!
大型積木で「人」をつくったので見てください!崩れないように安全点検もします
小さなこま回し。隅で静かに遊ぶ方が落ち着く、という子どもの気持ちもわかります
部屋の真ん中で「はないちもんめ」が始まり、注目を集めます
<戸外で自由に遊んでみよう>
思い切り体を動かすの楽しい!ぶつからないように範囲を決めた方がいいのかな
長縄跳びに挑戦!がんばれ~という応援の声がきこえます
草花摘みでほっこりします。集めた花は持って帰りたくなります
ままごとのごちそう作り、久しぶりだなあ。つくったら見せたくなります
<遊びのルールをアレンジしてみよう>
「ねずみとねこ」のアレンジで「たこやきとたいやき」を考えました。
たこやきチームとたいやきチームに分かれて「いただきます」と挨拶をします。
「だるまさんがころんだ」のアレンジで「たぬきさんが化けた」をしました。
例えばたぬきがフラミンゴに変身するとこんな感じになります。
学生の感想
○リズム教室内で好きな遊びをした時に、保育者が設定する環境構成が子ども達の遊びや子ども同士の関わり方に影響を与えると思いました。自分から好きな遊びを始めることが難しい子どもや、友達に自分の気付きや意見をなかなか言えない子どもへの言葉掛けや関わり方も大切だと感じました。(北村采音)
○グラウンドで好きな遊びをしている時に、太陽の下でボール遊びをしたり、日陰で折り紙や談笑をしたり、みんな思い思いに遊びを楽しんでいました。はじめに遊びの範囲を決めたり、事前調査をしたりすることで安全に遊べるようになると感じました。大人になっても外遊びは楽しいものだと思いました(寺尾優羽)
〇「わとり」の遊びのアレンジで、鬼ごっこのようにルールを変更しましたが、もっと広い場所で、フープの色を増やして散らばせておいたらより楽しくなったのではないかと思いました。他のグループの遊びのアレンジも参考になるものがたくさんあり、いいなと思いました。(三木ななみ)