福祉×交通・移動支援「新見版GOトレ もう一度キャンパスライフ」の実証実験1回目を行いました
福祉×交通・移動支援を推進するためのプロジェクトチーム(NiMP ニー・エム・ピー)の活動紹介
新見市、本学全世代型地域包括ケア研究センター、岡山トヨタ自動車株式会社、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金、特定非営利活動法人みんなの集落研究所が協働して立ち上げた、新見市で福祉×交通・移動支援を推進するためのプロジェクトチーム(NiMP ニー・エム・ピー)は、11月22日(土)に高齢者の介護予防・健康づくりと公共交通の利用を促進する取組を組み合わせた「新見版GOトレ もう一度キャンパスライフ」の1回目の実証実験を行いました。
田治部地区(モデル地区)から10名の方々が参加し、学生の付き添いサポートを受けて、電車や循環バス等を使って移動しました。久しぶりに公共交通を使った人も多く、「自動車免許返納後の移動の訓練になった」と感想を述べられていました。

循環バスの昇降サポート
そして、大学を拠点として、学生が考えたアイスブレイクによる脳トレや、大学内のチェックポイントを回って健康づくりを行う「学内オリエンテーリング」を行いました。また、㈱ウェルハムフーズ岡山から無償で提供を受けた「森林どり」を学生が料理して、参加者に振る舞いました。

アイスブレイクでの「自己紹介ゲーム」

学内オリエンテーリングでのタオル体操

「森林どり」を使った鶏の治部煮、さつまいもご飯、みそ汁、での会食
この取り組みは、「効果測定」にも力を入れており、参加者がウェラブル端末を着用してバイタルチェック(心拍数、血中酸素濃度、歩数、移動距離、消費カロリー等)による運動効果の測定や、表情測定AIによる脳の健康状態を示すBHQ(Brain Healthcare Quotient)の測定、PLAUD NOTEを用いた学生と参加者の会話分析による主観的Well-beingの測定、SF-8日本語版(アキュート版)を用いた健康QOLの測定、を行いました。
今年度は実証実験をあと3回予定しており、次は12月20日(月)に実施予定です。

携帯を使った表情測定AIによる脳の健康状態チェック
