【2025健康保育学科だより・第14号】保育4年生が小学校見学を行いました
保育4年生が思誠小学校の授業や校内の様子を見学しました
健康保育学科4年生が「教職・保育実践演習」の授業の一環として、11月11日に新見市立思誠小学校の見学を行いました。学生たちが学校現場の実際を知り、保幼小連携や教育職に対する理解を深めることを目的としています。
まず、休み時間に子ども達と触れ合った後、1年生と2年生 4クラスの授業を見学しました。その後、校内の通級指導教室などを見学させていただき、最後に校長先生からご講話をいただきました。多くの学生にとって小学校見学は初めての経験であったため、貴重な学びの機会となりました。

授業の様子を見学しながら、真剣にメモをとっています。
子ども達の近くで、授業の様子を見守ります。

学校内を見学し、校長先生から説明を受けています。

校長先生のご講話に、真剣に耳を傾けています。
学生のレポートより(一部抜粋)
1,2年生の授業を見学させていただき、児童と一緒につくる授業、雰囲気が印象に残っています。児童への問いかけや反応を汲み取った言葉掛けがされていました。児童の発言に対して、「すごくいいね」「そうだね」などと肯定し、共感するような言葉掛けでした。保育実習においても、子どもたちの行動や発言に対して、受容・共感することの大切さを学びました。これらは小学校においても非常に重要であり、人間性を高めることにつながるのだと改めて実感することができました。(原 彩乃)
授業中、子どもたちがたくさん発言や発表をしている姿をみて、自分の意見や考えをしっかり持っているなととても感心しました。子どもたちが発言や発表しやすい環境づくりをされている先生方の雰囲気が良く、真似したいと思いました。先生方が肯定的で、それによって子どもたちも人の前で自分の意見を言うことに自信がもてると思いました。校長先生のお話では、私自身、保幼小接続について卒業研究を進めているため、小学校の現場の先生からの保幼小の接続の現状を聞くことができ、とても勉強になりました。(保田 りん)
授業やクラス内、廊下を見ていて、視覚的配慮や工夫がたくさんあるなと感じました。トイレの使い方の状況が顔の表情で表されていたり、給食の栄養がグラフに書かれていたり、授業前のやくそく、黒板に色や形で分けて説明する等、伝わりやすい工夫がたくさんあると思いました。授業では、分からない児童に先生が何度も繰り返し教えたり、他の児童の計算の仕方をテレビを使って見せたりすることで、全体を進めながらも、個々への伝わりやすい工夫がなされていると感じました。(安永 桃香)
授業を実際に見させていただき、多くのことを学びました。1,2年生どのクラスでも、子どもの意見を聞き、しっかりと受け入れていました。また、友達と話し合う時間やしっかり考える時間を設けており、子どもの思考力が育まれていると感じました。そして、子どもと目線を合わせて関わったり、「聞き方上手だね」「間違えてもいいよ」と褒めていたり、受け入れたりする言葉掛けが多くありました。保育の現場で大切にされていることは、小学校の現場でも大切にされていることを知り、これから、より子どものことを考えて保育しようと思いました。(藤田 愛実)
