テーマ:「中山間地域における全世代型地域包括ケア:実現に向けた課題と展望」

 

1.開催趣旨

 
 新見公立大学は日本の典型的中山間地域にある唯一の保健福祉系の公立大学である。2023年4月、本学は保健・医療・福祉の課題が複雑化、多様化、重層化する中山間地域での共生社会の構築基盤となる「中山間地域の全世代型地域包括ケア看護学/福祉学」の体系化と課題解決を目指して、実践的指導者ならびに研究者、教育者を育成する「新見公立大学大学院健康科学研究科」を新設しました。

 同時に、産学官民協働での中山間地域の生活課題解決の方策を研究し、実践モデルを構築するために「全世代型地域包括ケア研究センター」を創設しました。

 本シンポジウムは、日本の地域共生社会の構築を主導されてきた蒲原基道氏の基調講演とともに、民の立場で長野敏宏氏、産の立場で石原達也氏から先進的実践事例の紹介をいただき、中山間地域の持続可能な未来の構築を産学官民協働で目指す、本センターの課題と展望について考察することを目的に開催しました。
 


 多くの方々にご参加いただき、ありがとうございました。

 

2.日時・場所


 日 時:2023年6月24日(土)13:30~17:00

 場 所:新見公立大学 地域共生推進センター棟 講堂

 

3.シンポジウムの様子

 

開会挨拶

 


 新見公立大学 学長 公文 裕巳が開会にあたって挨拶をいたしました。

 


 新見市長 戎 斉 様よりご挨拶をいただきました。

 


 厚生労働大臣 加藤 勝信 様よりご挨拶をいただきました。

 

 
 お祝いのメッセージありがとうございました。

 

基調講演


演題:中山間地域における共生社会と地域包括ケア



 元厚生労働省事務次官、新見公立大学大学院客員教授 蒲原 基道 様より基調講演をしていただきました。

 

シンポジウム




 全世代型地域包括ケア研究センターが目指すところ」について、
本学の全世代型地域包括ケア研究センター センター長 高杉 公人が解説をいたしました。

 


「地域共生社会の構築に向けて:重層的支援体制整備事業の現状と展望」について、新見市の状況を
新見市福祉部福祉課課長補佐 福田 伊佐子 様よりお話をいただきました。

 


 「精神保健医療福祉の推進と共生社会の実現に向けた取組」について、
御荘(みしょう)診療所長・NPO法人ハートinハートなんぐん市場 理事 長野 敏宏 様よりお話をいただきました。


 


 「地域包括ケアの発展に向けたソーシャルインパクトボンドの可能性」について、
PS瀬戸内株式会社 代表取締役社長 NPO法人みんなの 集落研究所 代表取締役 石原 達也 様よりお話をいただきました。

 

 


 4名の方の報告について、元厚生労働省専門官 新見公立大学客員准教授 高原 伸幸様よりコメントをいただきました。

 

討論

 


 公文学長及び高杉センター長から発表内容について質問があり、シンポジストの方々に答えていただきました。


 これから、全世代型地域包括ケア研究センターのプロジェクト研究が本格的にスタートいたします。

 

7月1日(土)には、全世代型地域包括ケア研究センター開設記念講座・鳴滝塾Ⅶを開催いたします。

 まだ、参加を受け付けています。