2023年7月27日、「保育内容「表現」(身体表現)」(1年生)の授業の一環として、表現あそび指導者の今井亜紀先生(元兵庫県立ピッコロ劇団、俳優)をお招きして、幼児や子どもを対象とした表現あそびや、紙しばい劇を上演していただきました。

 

 今井先生による「紙しばい劇」の特徴は、客席参加型の舞台です。
 学生たちは、ただ舞台を鑑賞するだけでなく、ときには舞台に登場したり、出演したりします。また、紙しばいはもちろんのこと、舞台に登場するさまざまな小道具もすべて今井先生の手作りです。学生たちは、身体表現、造形表現、言語表現が一体となった、紙しばい劇や表現あそびを体験し、表現活動の奥深さを学びました。
 
 

 表現あそび
 
 

 客席参加型の「紙しばい劇」
 
 

 学術交流ホールの空間を海に見立て、物語の世界であそびます
 
 

<学生の感想>

 
 今回の授業では、身体を大きく使って表現し、子どもが引きこまれる空間を作ることの大切さを学びました。今井先生は何の動作をするにも身体全体を使いそして楽しみながら動いていました。すると自然と自分も引き込まれ身体を大きく動かそうという気持ちに変わり、また子どもに戻った気持ちで活動することができました。そして紙芝居では一緒に歌を歌ったり、聞き手に語りかける仕掛けがあり話の世界観に引き込まれました。この経験を活かし、私も将来子どもたちが楽しめる空間を作れる保育士を目指そうと思います。
                           (健康保育学科1年、植野 愛理)
 
 今井先生の授業で一番心に残っているのは「手作りのものは自分と距離が近くなる」ということです。自分で工夫を凝らして作ったものは子どもたちにも喜んでもらえるとのことでした。今井先生が紙芝居をしてくださった空間は、手作りのもので溢れていました。温かみのある小道具に子どもたちは引き込まれ、楽しむことができるのだと思います。それらの道具を使い、身体全体で表現することは自分自身の楽しみにも繋がります。「自分自身が表現することを楽しみ、子どもたちと一緒になって笑う。」将来、保育現場で必ず実践していこうと思います。
                           (健康保育学科1年、村尾 明音)