入学したばかりの地域福祉学科1年生55名は、4月11日に6時間かけてアサーション・トレーニングを受けました


 授業科目は、「基礎ゼミナールC」です。講師は、アサーション認定トレーナーの長谷川純先生でした。教材は、認定トレーナーしか使用できないアサーション・トレーニング専用のものでした。

 相手に対し、自分の意思や要求を黙っている(ノン・アサーティブ)と、ストレスが溜まります。逆に、攻撃的に(アグレッシブ)自己主張すると、両者の関係が悪くなります。アサーションとは、ノン・アサーティブでもアグレッシブでもない適切な自己表現のことです。これから4年間の学生生活を送り、その後地域福祉の専門家になる1年生にとって、身の回りの人々、地域の方々、そして福祉対象者に接するときに、アサーションは必要なコミュニケーション・スキルの一つになると思います。

 トレーニングの最初は緊張したり他人事であったりした1年生も、トレーニングが進むにつれて真剣さが増して活発な発言が見られるようになりました。最後に、課題事例により、グループごとにアサーティブな対応を考えて話し合い、その結果をホワイトボードに書きました。そのホワイトボードを見ると、6時間の成果を感じ取ることができました。
これからの人生において、アサーションを知識として捉えるだけでなく、実生活において活用していただきたいと強く願うものです。
 


 アサーティブな対応を考える課題について、学生がグループごとにホワイトボードに発表事項を書いています。

 


 学生がホワイトボードに書いた発表事項について、認定トレーナーの長谷川先生がコメントしています。