認知症行方不明者捜索訓練研修会を開催しました

 12月10日、高尾公民館にて高尾学区連合町内会と合同で認知症行方不明者捜索訓練研修会が行われました。研修会は最初に地域福祉学科の柳迫先生による講演が行われ、次に学生による発表、最後に町内会の方々とのグループワークを行いました。

 講演では認知症のことを町内会の方々と共に学ぶことができました。学生発表では、二つのテーマ(①認知症の方へのかかわり方と②認知症の方を支える地域の資源)について、発表を行いました。参加者からは「認知症の方への対応を実際に見て体験できてよかった。」「人にも勧められる。」という感想をいただきました。認知症の方へのかかわり方では、寸劇を交えながらの発表であり大変好評でした。

 会の終了後には、「劇の役を町内会でしてもよかったかも。」という言葉をいただくことができ、次にこうした発表の機会がある際には参考にしたいと思いました。
 


 発表の様子
 

 また、地域資源については、「高尾地区に最近できたグループホームについても調べてほしかった」という声がありました。最近できた施設は特に、実地取材等をして報告したらよかったと思いました。グループワークでは、「高尾に住んでいても分からないようなことがわかってよかった」という感想を頂けたとともに、認知症予防としてナンプレなど頭の体操をしているとのことでした。

 また、研修会の最後に町内会長さんより、「今までの訓練の中で、認知症の人に穏やかに接することで、本人も穏やかになることを知ってやってみたら、本当にそうだなと実感した」という言葉を頂きました。今回の研修会を通して地域の方々と交流することができるとともに、継続して行うことが、地域の皆さんの役に立っていることが分かって嬉しかったです。これからも地域の方との繋がりを大切にし、学びを深めていきたいと思います。

                               (地域福祉学科 1年 田端 佑多)
 


 グループワークの様子