基礎ゼミC・入門ゼミ アサーショントレーニングの様子を紹介します

 11月17日と24日に県立広島大学の講師の方をお招きして、アサーショントレーニングの講義を受けました。この講義では、日常生活の中にある事例を元に、自分の信念・想いを他人に素直にその場に合わせて、相手を傷つけない方法で表現できるコミュニケーションについて学びました。個人で考えたり、グループで自分の意見を言ったり他の人の意見を聞いたりすることで自分の考えを深めました。例えば、「誰でも、罪悪感や利己的な感じを持たずに、依頼を断ることを表明してよい」などの議題についてグループに分かれてディスカッションしました。 

 私が特に印象に残っていることは、自分の行動や自分の思いを大事にすることがアサーティブに繋がるということです。アサーティブとは、気持ちに正直で、状況に適切で、自己肯定的、自他尊重、自己選択で物事を決め、全ては自己責任だという考え方のことです。私は、自分のことを大切にするということは相手を大切にしないということになるのではないかと考えていました。そのため、この考え方は自分の中には無く、新たな発見でした。 

 最後に、社会福祉士や介護福祉士などの福祉職では、対人援助職のため、どうしても利用者などの相手を優先して自分のことや思いを二の次にするというイメージを思っていましたが、この講義を受けて、イメージが変わり、自分のことも大切にするアサーティブを実践することで相手と自分が対等になりより良い支援をすることができるのではないかと考えました。今回のトレーニングで考えたことを忘れず、これからの学びや日常生活に活かしていきたいと思います。 

 (地域福祉学科1年 横地成美)

 

授業の様子 講義
 講義の様子

 

グループディスカッション
 グループディスカッションの様子