地域の将来を市民レベルで考える『新見みらい会議』が、新見商工会館で開かれ、本学の公文裕巳学長が講演を行いました。


 来年4月に、新見公立大学が1学部3学科完全4大化体制に改組されるのを受けて、公文学長は新見市長とともに講演。18歳人口の減少で大学が「大競争時代に突入し、淘汰される時代」を迎えたことを指摘し、「新見公立大学は典型的な中山間地域にある唯一の公立大学であり、課題先進地域にあることを地の利とする実践型大学になることで持続可能な未来志向の大学となる」と強調しました。

 具体的には、

  1. 少子・高齢化と人口減少にかかわる日本の中山間地域に共通する課題に対応して、『健やかな子どもの発達、心の豊かさの向上、高齢者の健康寿命の延伸』を目標として人財育成を目指すこと、
  2. 人の生活の基盤を支える健康科学部の3学科、健康保育学科、地域福祉学科、看護学科が協働して、新見市全域をキャンパスとして多職種連携とICTの活用を実践的に研究、教育すること、
  3. 地域住民と行政との協働をとおして、優れた地域共生社会構築支援人材を育成、輩出し、将来は日本の中山間地域のまちづくりを支援する大学を目指す」ことについて熱く語りました。

 また、「新見市が今まで以上に学生に優しい『学生応援団の街』に深化することで、真にオンリーワン、ナンバーワンでポテンシャルの高い大学になる」と力を込めました。

新見みらい会議
(写真は,備北民報社に提供していただきました)