新見公立大学の教員養成状況(教育職員免許法施行規則第22条の6関係)

 

教育職員免許法施行規則第22条の6に基づき、教員養成の状況についての情報を次のとおり公表します。

 

1 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること(第22条の 6 第 1 号)

 新見公立大学の設置目的は、「豊かな教養と高い倫理性を養い、多面的な人間理解を深め、看護、介護及び幼児教育に関する専門の知識と技能を教授研究し、良き社会人として、市民の生活及び文化の向上並びに地域及び国際社会における保健医療、福祉の増進と幼児教育の振興に寄与する有為な人材を育成すること」である。
 当該目的を達成するために、本学では下表のように教員養成を行っている。

 

新見公立大学 健康科学部

  1. 健康保育学科
    • 取得できる教員免許状
       幼稚園教諭一種免許状    
       特別支援学校教諭一種免許状
    • 教員養成の目標と達成目標  【PDF】 [ 388 KB pdfファイル]
  2. 看護学科

    新見公立大学大学院 健康科学研究科

  1. 看護学専攻

2 教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること(第22条の6 第2号)

3 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること(第22条の6第3号)

4 卒業者(専門職大学の前期課程の修了者を含む。次号において同じ。)の教員免許状の取得の状況に関すること(第22条の6第4号)

5 卒業者の教員への就職の状況に関すること(第22条の6第5号)

6 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること(第22条の6第6号)

(1)教育支援センター

 教員養成を充実させるため、2019年度に教員養成の全学的な組織である「新見公立大学教育支援センター」を設置した。
 教育支援センターは、学内外の関係諸機関と連携のもと、教育に関する理論的かつ実践的な教育研究を行い、学校、家庭及び地域社会と協力して子どもたちの成長に係る問題の解決に寄与するとともに、質の高い教員及び保育士の養成を目指している。
 具体的には、経験豊かな特任教員を配置し、専任教員と連携のもと、教育・保育実習や教育実践に関する指導・支援や、家庭教育、子育て等に関する相談及び支援に応じている。また、教職履修カルテや実地体験実習等の活動記録(ポートフォリオ)の蓄積・閲覧等を行っている。これらの活動をとおして学生の主体的な学びや職業意識を育み、地域の関係諸機関の教育・保育の質の向上を目指している。

(2)にいみ子育てカレッジ

 教員養成を充実させるため、大学内に2008 年に設立した「にいみ子育てカレッジ」を活用する。この組織は、大学、行政、地域の子育て支援関係者および機関が協働して地域の子育て支援を行っている。
 取組内容は、①子育て中の親子交流ひろば「にこたん」の開設、②子育て支援者に対する専門研修、③専門的な子育て相談、④将来の子育て支援者(学生)育成支援、⑤子育て情報発信、⑥子育て支援者連携・育成、⑦子育て援助活動支援(にいみファミリー・サポート・センター)、⑧一時預かり(託児サービス)の8つの事業で構成されている。
 教育にかかわる諸問題について、大学と地域が連携・協働して検討することができる本取組は、大学の知的資源を地域に還元するという意味において非常に有意義なものである。

(3)実地体験実習

 健康保育学科の実地体験実習は、従来の保育実習や教育実習等の延長線上にさらに学びたい課題を見出し、学生自身で計画を立てながら、保育・教育・福祉などの現場で経験を積む実習である。
 実地体験実習では、実践力の高い教員を養成するため、特別支援学校および障害のある子供が在籍している幼稚園等で実習を行っている。さらに、新見中央病院と病児病後児保育室たんぽぽの2か所で病児病後児実習を行っている。保育所や幼稚園等には看護師が配置されていないことが多いため、この実習で医学や看護の現場での知見を得て、子どもの健康に対して早急で適切な対応ができる保育者を養成している。

新見公立大学教職課程の自己点検・評価(教育職員免許法施行規則第22条の8関係)

 

教育職員免許法施行規則第22条の8に基づき、教員養成の状況についての情報を次のとおり公表します。