健康保育学科1年生が、「保育内容「表現」(身体表現)の指導法」で、「御神楽(みかぐら)」に取り組みました。

 2024年1月16日、23日の2回にわたって、新見で活躍されている神楽士、藤本忠男先生をお招きして、「御神楽(みかぐら)」を学びました。神楽の一種である「みかぐら」(民舞)を通して、日本古来の身体表現について学びました。

 新見は「備中神楽」(国指定重要無形民俗文化財)で有名ですが、「みかぐら」は、全国各地の小学校を始め、幼稚園や保育園でも取り入れられています。健康保育学科では、地域に根ざした保育・幼児教育の学びを大切にしています。


 華麗に舞う藤本忠男 先生(みかぐら歴40年!)

 
 


 太鼓のリズムに合わせて、扇子や、鈴のついた錫杖(しゃくじょう)を持って踊ります。


 
 「みかぐら」には、さまざまな「型」があります。基本形の「わたり」、「スピン」、「稲刈り」、「すさり」などです。いずれも日本の風土や生活に根差したものです。

 


 グループに分かれて、フォーメーションや立ち位置などを工夫し、グループ発表をしました。


 

<学生の感想>

 私は「みかぐら」を通して、表現することの大切さや伝統文化について学ぶことができました。「みかぐら」は上下の運動や体重移動の多い踊りだと分かりました。両手に違う道具を持ち、踊るのはとても難しく、特に扇を回す動きが難しかったです。しかし、何度も練習することで、手首の動きがスムーズになったり、以前できなかったことができるようになり、とてもうれしく感じました。
                               (健康保育学科1年 田村菜摘)

 

 伝統的な踊りを学ぶことは、伝統を次の世代へと伝えるためにも、とても大切なことだと思います。特に幼少期から行うことによって、技術は磨き上げられ、年を重ねるごとによりよいものになると考えます。伝統的なことを学ぶときは、大体その地域に長く住んでいる人から学びます。そこで、地域の人々のつながりやコミュニケーションもとれると考えます。私が保育者になったとき、子どもの誕生日会や出し物をする際に「みかぐら」などの伝統的な踊りなどを知っていると、そこで披露できると思いました。
                               (健康保育学科1年 中田心寧)