太陽光発電システムの竣工式を開催いたしました(3月13日)
新見公立大学は、PPA事業を活用した太陽光発電システムの竣工式を開催いたしました
新見公立大学は、株式会社ガット(以下「協定者」)とゼロカーボンの実現に向けた連携協定を令和4年5月27日に締結しました。これを受けて、当該連携協定の最初の事業として協定者が出資設立した合同会社GRE備北(以下「事業者」)が中心となって、本学においてPPAによる再生可能エネルギー導入事業(以下PPA事業)に着手しました。
事業者において環境省の令和4年度当初予算一次募集に応募し、令和4年7月15日に採択されました。7月29日の申請、10月12日の交付決定を経て、10月19日付けで工事に着手し、2月末完成をもって、3月から新見公立大学が受電を開始しています。
今回のPPA事業は、岡山県内の教育機関としては初めての取り組みです。単にCO2減と電力確保だけでなく、①グリーンエネルギー、②高台にある施設としてのハード面、③防災に関する人とノウハウのソフト面による“レジリエンスユニバシティ新見公立大学の三位一体のプロジェクト”として、地域の防災拠点の役割も担っていきます。
※PPAとは、「Power Purchase Agreementモデル(電力販売契約)」の略で、施設所有者が提供する敷地や屋根などのスペースに太陽光発電設備の所有と管理を行う会社(PPA事業者)が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組みです。施設所有者、PPA事業者、電力使用者それぞれにメリットがあり、再生可能エネルギーの導入促進に向けて大いに期待されている方式です。
本事業の概要
設備設置施設
太陽光発電パネル
新見公立大学地域共生推進センター棟
新見市学術交流センター
新見公立大学体育館
非常(停電)時設備
新見公立大学本館
設備の概要
太陽光発電パネル
- 地域共生推進センター棟 59.40kW
- 学術交流センター 82.50kW
- 体育館 195.25kW
〇導入効果(予測値)
- CO2 削減:約132.6t /年
- 再生エネルギー率:約29.8%
- 電気代削減:約250万円/年
非常(停電)時設備 リチウムイオン蓄電池 10kW×2台
〇非常時電力供給施設
- 本館事務室及び多目的ホール
- LED証明、非常用コンセント 500W×約10時間
- 晴天時、太陽光発電で充電することで連続使用可
配置図
①地域共生推進センター棟(主棟屋上)太陽光発電変電器
54.95kW(パワコン50kW 1台、4.95kW 1台)
②本館(屋上)太陽光発電変電器
229.70kW(パワコン50kW 4台、4.95kW 6台)
③本館(屋上)蓄電池:リチウム蓄電池(10kWh 2台)
【非常時(停電時)電力供給】
④多目的ホール:LEDダウンライト(11.3W)21灯、ローカルクーラー1台、非常用コンセント500W
⑤事務室:照明500W、その他、予備電源として12.25kVA使用可能
発電状況の表示
地域共生推進センター棟の入口に、発電状況が表示されています。
竣工式の様子
日 時:令和5年3月13日(月)午前10時
場 所:新見市学術交流センター
主催者
- 公立大学法人 新見公立大学 理事長 公文 裕巳
- 合同会社GRE備北 代表社員、株式会社ガット代表取締役社長 美甘 信吉 様
- 株式会社山陰合同銀行 執行役員 山陽営業本部長 金谷 智文 様
- 株式会社山陰合同銀行 津山支店長 水本 武和 様
- 公立大学法人 新見公立大学 理事 林田 省吾 様
- 公立大学法人 新見公立大学 理事(事務局長) 田枝 修己
- 公立大学法人 新見公立大学 理事(学生部長) 斎藤 健司
- 株式会社ミカモサービス 代表取締役社長 栗井 康惠 様
- 合資会社GRE備北 社員、株式会社ガット 取締役経営戦略室長 廣瀬 吉嗣 様
来賓
- 新見市長 戎 斉 様
- 新見市議会議長 石田 實 様
竣工式会場
主催者
来 賓
向かって右より新見市長 戎 斉 様、新見市議会議長 石田 實 様
竣工式 あいさつ
公文 裕巳 理事長よりあいさつ
美甘 信吉 様よりあいさつ
金谷 智文 様よりあいさつ
テープカット
来賓挨拶
戎 斉 様よりお祝いの言葉をいただきます。
事業概要説明
廣瀬 吉嗣 様より事業の概要について映像を用いて説明がありました。
記念撮影
参加者の皆さま、そろって記念撮影をおこないました。