延世(ヨンセ)大学からソ・ヨンジュン主任教授(前保健行政学部長)、ユ・ギボン保健行政学部長が来校されました。

 

締結の目的

 日本と韓国は急速に少子高齢化しており、それに伴って生じる高齢者の介護問題など抱えている社会問題の多くが共通しています。そうした社会背景の中で、日本は地域包括ケアシステムの推進等で先進的な取組をしており、また、本学は保健医療福祉の専門職を育成しています。このたび本学は大学院を改組し、中山間地域にある唯一の保健福祉系の公立大学として全世代型地域包括ケアの研究を実施することとしています。一方、延世大学では、国レベルのビッグデータを用いた医療や福祉の政策研究を行い社会福祉政策への提言を行っています。

 今回の学部間協定締結により、前述した両校の強みについての情報交換・研究協力が可能となります。

主な交流内容案

主な交流内容(協定内容)案は以下の3点です。
(1)学術セミナーの共同開催
(2)教員、大学院生・学部生の相互交流
(3)日韓における保健医療福祉や地域包括ケア関連の動向に関する情報交換や現地学習

学内を案内

学内を案内
 看護実習室を案内

 

看護実習室を案内
 学長より看護実習室の特徴を説明

協定締結式の前に、公文学長、小田副学長、上山学部長が施設を案内しました。

本学の鄭丞媛(ジョン・スンウォン)教授と朴蕙彬(パク・ヘビン)講師が通訳を務めました。

 

締結式

連携協定締結式
 協定書の締結

 本学の上山和子 健康科学部長と、ユ・ギボン 保健行政学部長が協定書に署名

 

記念写真
  参加された皆さんで記念写真

 

延世大学(Yonsei university)

 
 延世大学は1885年にソウルで設立された私立の総合大学で、ソウル大学(Seoul university)、高麗大学(Korea university)と共に「SKY universities」と呼ばれる韓国を代表する大学の1つです。学生数は、学部が約2万9,000人、大学院が約1万1,500人です。

 保健行政学部は、保健医療政策分野の高度人材養成を目的とし、1979年に保健行政学科として開設されました(2021年に学部に改組)。学部卒業生や大学院修了者は、韓国国内外の保健医療政策分野等で幅広く活躍されています。
 

 今後、学術セミナーの共同開催や、教員、大学院生・学部生の相互交流、日韓における保健医療福祉や地域包括ケアに関する情報交換や現地学習を行う予定です。