施設実習に向けて,現場の先生から児童福祉施設について学びました。

 3年生の授業「保育実習指導Ⅰ(施設)」では6月から始まる施設実習に向けて,各施設の利用者に応じた対応や実習生に求められる態度などを具体的に学んでいます。今回は社会福祉法人旭川荘旭川乳児院の院長である谷川奈美先生をお招きし,児童福祉施設の種別や特長,その中でも乳児院が果たす社会的役割について,具体的に理解しました。また,講話を受けて午後からは,「児童虐待」「施設保育士の役割」「地域支援」の3つをテーマにして,グループディスカッションと発表を行いました。
 

 
 乳児院の話をベースに,施設実習に向けて心構えを学びました

 


 施設保育士の役割について,ディスカッションしました

 


 ディスカッション内容をホワイトボードに書き,全体で共有しました

 

学生の感想

 講話を聞いて「乳児院」とはどんな場所か,どのような子どもが在籍しているのか等を詳しく知ることができました。乳児院では,家庭が複雑であったり,母親が次子出産のための一時保護だったりと,本当に様々な理由で利用される場所であることを知りました。また,3年生になり就職に関して悩み始めているのですが,今回聞いた「乳児院」の他,児童福祉施設の社会的意義は高いと感じているので,6月の施設実習で体感したいと思いました。
                                   (中島なづな)

 

 今回の講話を通して,児童福祉施設にはどのような種類があり,それぞれの施設がどのような役割を担っており,どの年齢に対しての施設なのかということを改めて理解することができました。今回「乳児院」の施設長の講話を受講したので,乳児院についての知識や役割について深く知ることができました。乳児院には様々な事情で子ども達が入所するため,その子どもたちにとって安心して落ち着いた環境で育ってもらうことができるよう,他職種の職員との連携がとても大切なのだと感じました。
                                  
                                   (古林真奈)