1年生を対象にしたこの授業は、乳幼児期の言語発達について理解し、基礎的な知識を身に付けることを目指しています。

 毎回の授業冒頭では、学生による絵本の読み聞かせをおこなっています。

 授業での学生の実践は、はじめは緊張したり、最後まで間違わずに読むことが目的になったりしています。しかし、授業外でのグループ練習を重ねるなかで、それぞれのよさが次第に光りはじめます。また、子どもに見立てた他の学生からの反応にやさしく応じながら、絵本を楽しむことができるようになっていきます。

 学生は、2年次での初めての保育実習で子どもと絵本を味わうことを楽しみに、日頃から絵本に親しみ、その時を心待ちにしています。

子どもに見立てた学生からの反応に応じる様子
 子どもに見立てた学生からの反応に応じる様子

子ども:「ぞうさんきた!」

保育者:「そうだね、ぞうさんきたね。」

このようなやりとりも大切にしています。

 

実践者が気づかない「よさ」をみつける聞き手
 実践者が気づかない「よさ」をみつける聞き手

読み聞かせの後に、実践について聞き手全員から読み手へフィードバックします。

 

学生の感想

 実際に絵本を読んでみて、絵本のめくり方や読むスピード、声の大きさなど気をつけることが多くあると思いました。特に、絵本を読みながら聞き手の反応を見ることが難しかったですが、他の人が読んでいる様子を参考にして、自分の技術を高めることができたと思います。私は読み聞かせをしたことがほとんどなかったので良い経験になりました。
                                           (1年 市川友葉)

 

 保育内容「言葉」では、毎時間最初に絵本の読み聞かせを行います。絵本の読み聞かせは簡単そうですが、絵本の持ち方やページの捲り方、読む速さや間、抑揚など抑えるべきポイントがたくさんあることを学びました。さらに、絵本ばかり見るのではなく、子どもたちの反応を見ながら行うため、慣れないとなかなか難しいものでした。私は読む速さがだんだんと早くなってしまいがちだったので、ゆっくり読むことを常に意識して練習しました。また、他の人の読み聞かせを聞くことで、良いと思う点を取り入れたり、聞き手側の感覚を味わうことができたりしました。今後も練習を重ねて、来年度からの実習に活かしていきたいと思います。実際に子どもたちに絵本の読み聞かせをしてどんな反応をもらえるか今から楽しみです。
                                           (1年 太田有紀)