保育実習指導Ⅰ(保育所)の授業を紹介します(健康保育学科)
保育実習指導Ⅰ(保育所)の授業で、手作り教材を使って実演練習をしました
健康保育学学科2年生が、それぞれ自分でペープサート、パネルシアター、エプロンシアター、手作りおもちゃなどを作っています。子どもたちに何を伝えたいのかを考えながら、絵本のお話や、歌、クイズなどをテーマにして、工夫しています。
ペープサート
<ペープサート>を製作中
ウチワ型の紙人形。2枚の紙に絵を描いて、中心に棒を挟んで貼り合わせています。棒を持って、動かして演じます。
ペープサート(三匹のやぎのがらがらどん)
パネルシアター
パネルシアター(練習中)
パネル布(毛羽立った布)を貼ったボードを舞台にして、Pペーパーという不織布に絵を描いて切り抜いたものを貼ったり外したりして演じるものです。
学生同士、自分が作った教材を使って実演を見せ合いました。
「どんな歌だったっけ?音程を忘れてしまった」
「見られると恥ずかしい」
いざやってみると緊張して慌てますが、子どもになったつもりの学生がクイズに答えたり、一緒に歌ったりすると、どんどん表情も和らぎ笑顔がこぼれてきます。
パネルシアター(バナナの親子)
実際に動かしてみると、動かし方や、大きさ、色、置く場所、はじめとおわりの言葉の掛け方など、改良するところも明確になります。学生同士で子どもの気持ちを予想しながら教え合い、共に学び合う姿が見られます。
パネルシアター(くいしんぼうのおばけ)
パネルシアター(キャベツの中から)
エプロンシアター
エプロンシアター
胸当て式のエプロンを舞台にして、ポケットに入れておいた人形を取りだし、エプロンに付けたり外したりして演じるものです。
エプロンシアター(黄色になっちゃった)
<学生の感想>
「丁寧で色鮮やかに作っていて、子どもたちも見ていて楽しいだろうなという作品が多かったです。自分もがんばらなくちゃと思います」
「しゃべりながら人形を出したり、持ち替えたりするのは難しいです。動かしながら話をして間をつないでいくのは大変です」
保育所やこども園での保育実習では、この手作り教材を子どもたちの前で実演するつもりです。それまでに練習・改良を重ねていきたいと思います。