授業報告&学生レポート:「介護福祉論」について

 この授業は、対人援助職を目指す学生に介護福祉の理念・役割・機能について理解することを目的にしたものです。対象となる人々の、尊厳を守り、自立・自律に向かって支援するとはどういうことかを考え、学んでいく授業です。介護福祉の学びの入り口として、生活支援技術の基礎的な内容も学修しました。そんな授業の一部を紹介します。
 

「高取茂樹氏(盲導犬ユーザー)から話を聞いて、学んだこと」

盲導犬ユーザから話を聞いて、学んだこと

 今回の授業を受けて私は2つのことを学びました。まず1つ目は、手引きによる誘導についてです。手引きによる誘導をした際に手を引く役と手を引いてもらう役に分かれ、引いてもらう役の人はタオルで目隠しをしました。引く人は周りが見えているので、自分のペースで歩きますが、目を隠して周りが見えない状態だと、音に敏感になり人やものが近くにあるのではないかと不安になりました。こういったことを経験したことで、手引き誘導をする時には、相手の気持ちやペースに寄り添うことが大切だと学びました。2つ目は、声かけについてです。目の前に階段がある時にどういった声がけをするか、という高取さんの問いに、私は、一緒に行きますよといった答えを思いついたのですが、実際には階段は上りなのか下りなのかなどの細かい声かけが大切だということや、物の位置や場所の方向を伝える時は時計の文字盤の位置で方向を伝えると分かりやすくなることを学ぶことができました。学ぶ機会を与えてくださったことで、私はこれから自信を持って声をかけることができます。 

  (岡松 実季)

「車いす体験①」

車いす体験1

 私たちは新見公立大学付近を車椅子で移動する体験をしました。

道路を車椅子に乗って動いてみて、初めて坂や溝などが多いと実感しとても一人では行動できないと感じました。バリアフリーでないことによって自立した行動が取れず、疎外感を感じました。ですが、立ち寄った郵便局で切手を買ってみる体験をした際に、職員さんはなにも言わずに手元が見えるように、前のめりになって対応してくださいました。私はとても気持ちが明るくなりました。

バリアフリーはただ物理的障害を取り除くだけでなく、人の気持ちに大きく関わるということを、この体験で学ぶことができたので、私はこれから、物理的環境を整えるだけでなく、人の気持ちも動かせる社会福祉士になりたいと思いました。

(佐藤 隆城)

「車いす体験②」

車いす体験2

 車いすは土の上などでは前輪が埋まり進めなくなりました。先生から前輪を浮かせ、後輪だけで進むと進みやすいと教わり、やってみるとうまく進むことができました。坂道や歩道の段差、車両侵入のための歩道の傾斜、砂利道、狭い道など、私たちが普段何気なく歩いている場所でも、車いすでは自力駆動する場合はもちろん、介助する時にも大変なことが多かったです。将来福祉職に就きたいと思っている私たち学生はもちろん、もっとたくさんの人に車いす体験をしてもらって、大変さを知ってもらえれば、道路や歩道を整備するのに役立つと思いました。

(加賀 彩乃)