新見公立大学地域福祉学科では、学生達が地域に伝わる文化を知るために、「地域文化実習」という授業を開設し、地域文化を学んでいます。
 本発表では、授業で学んだ2年生がお囃子や備中神楽の公演を行いました。

 

日時:2024年1月19日(金)14:00~15:30
場所:新見公立大学 地域共生推進センター棟 講堂

 

学長挨拶

 

学科長挨拶

 

お囃子

 地域文化実習「音の文化論」コースで、篠笛奏者の朱鷺たたら先生と、非常勤講師の吉村淳子先生に教えていただいたお囃子を披露しました。10月15日の船川八幡宮秋季例大祭(土下座祭り)では、武器行列と地域のお神輿に続いて「お囃子隊」として地域福祉学科の学生が参加しました。
 

音の文化論コース

 音の文化論では、高齢者理解の一つの視点として「音」を切り口にアプローチしています。高齢者が生まれてから現在までどのような環境でどのような音を聴きながら暮らしてくあのかについて考えます。自然界の音、コミュニティーの音、暮らしの音、機械の音など地球上にあるすべての音を対象に、高齢者が聴き重ねてきた音の持つ意味や重要性について考察します。

 そして、高齢者施設における快適な音の環境とはどのようなものか、高齢者が暮らすには何が大切なのかなどを考えていきます。さらに、日本の音の文化にういて、篠笛や太鼓の演奏を通して、日本の楽器の持つ音の特性についても理解を深めていきます。

 

お囃子 なべなべそこぬけ

お囃子 ドンカカ 

お囃子 田遊び

お囃子 土下座楽

 

備中神楽

 地域文化実習「備中神楽」コースでは、唐松社の池田利文先生の指導の下、10月から稽古をしてきました。

 

備中神楽コース

 備中神楽の舞の稽古を通して、地域に伝承されている文化およびそれを継承することの意義についての理解を深めていくことが目的です。また、講師から舞の手ほどきを受けることを通して、長い年月をかけて培われた技能の奥深さを身体で感じることを学びにつなげていきます。

 授業のまとめとして、備中神楽の本格的な衣装を身に纏(まとい)、地域文化実習発表会で行います。地域に根付いた神楽を、地域の方々などに見てもらうことを通して、人々の文化に対する思いを知り、その重要性を理解します。

 

備中神楽 榊舞(さかきまい)

備中神楽 猿田彦命舞(さるたひこのみことまい)

備中神楽 大国主命舞(おおくにぬしのみことまい)

備中神楽 大蛇退治(おろちたいじ)