新見公立大学健康科学部看護学科に新しく訪問看護・地域看護コースを設置します。
本コースは、看護学科の正規科目として本学が全国に先駆けて実施することになります。

背景とコースの概要

 少子・高齢化が進む中山間地域における地域共生社会の実現に向けて、その基盤となる地域包括ケアシステムの構築と充実が求められています。
 その地域包括ケアシステムを充実させるために、看護職は多職種連携の要として重要な役割を担い、医療ニーズの高い在宅療養者やその家族を支える必要があります。
 そのため、本学看護学科では、多職種連携のできる看護職の育成を目指し、正規科目として訪問看護・地域看護コースを開設しました。
 本コース修了者の卒業後の進路では、新卒から訪問看護師として訪問看護ステーションで活躍することができます。また、病院に就職した際には、退院支援に強い看護師としての役割を担い、地域包括ケアシステムの中核を担う人材として活躍することができます。
 

訪問看護・地域看護コース(新見方式)

カリキュラムの概要

 本コースでは、在宅看護論での学修を深化させ、訪問看護師として地域で活躍するために必要な知識・技術とともに多職種連携とその基盤となるICTなどの社会資源の活用について学修します。
 さらに、「医療モデル」から「生活モデル」へと視点を切り替えて在宅療養者と家族の生活をアセスメントし、継続的な看護の役割りを担うことができる実践力を養います。
 訪問看護展開論実習では、看護学科の在宅看護実習で使用した訪問看護
ステーションにて、実習を継続し、在宅療養者および家族とのより深い関係性を構築しながら、看護実践を行います。
 修得できる単位数は、卒業要件の125単位に加え、訪問看護・地域看護コースでは、8単位(240時間)に継続看護論1単位修得し、計9単位を修得します。コース修了者には、本学独自の訪問看護・地域看護コース修了証が授与されます。

訪問看護・地域看護コースカリキュラム概要