基礎ゼミ 高尾学区とんど祭について

 
とんど祭りの様子です
 とんど祭りの様子です
 
竹竿の先にお餅を刺して焼いている様子です
 竹竿の先にお餅を刺して焼いている様子です
 

学生の感想

 
 1月16日に高尾公園でとんど祭が行われました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、従来のように開催することは難しかったのですが、高尾地区の多くの住民の方が集まられました。とんど祭とは、正月飾りやお守り、お神(おふ)札(だ)、書初めなどを燃やす火祭りを行う祭事のことで、地域によって特色があるそうです。満月と火による浄化の力で人々の1年の災いを払い、豊作、商売繁盛、無病息災を願って行います。
 
 高尾地区では毎年、猪汁が振舞われビンゴ大会も行っていたそうです。また、正月飾りなどを燃やした焚火で竹に刺したお餅を焼いて食べるという特色があることを伺いました。私たち学生も受付や正月飾りの分別作業を一緒にさせていただき、実家から持参した正月飾りや今年一年の目標を書いた書初めを燃やすなど地域の皆さんとの交流をさせていただきました。

 このような行事に参加させていただいて高尾地区は、歴史ある行事にお年寄りから子どもまで誰でも参加できる「地域のつながり」が強く残っている地区だということがよくわかりました。また、私の住んでいた地域にはこのような年始の行事はなく、お正月に地域の方と集まることはありません。今回、初めてとんど祭について知り、参加しました。参加させていただいたことで、こうした歴史ある行事は、大切にして次の世代へつなげていかないといけないと感じました。
                                            (1年 森下愛梨)