岡山県倉敷児童相談所の児童福祉司にゲストスピーカーにきていただきました。

 
 11月9日(月)、地域福祉学科2年生の授業科目「相談援助の基盤と専門職Ⅰ」の1コマとして、自治体の福祉の仕事の学びを深めるため、岡山県倉敷児童相談所の児童福祉司3名がゲストスピーカーとして来てくださいました。児童虐待に対応する児童相談所の仕事や、モデル事例をもとにした日々の支援実践についてのスライドを用いた講義ののち、学生からの質問にも丁寧に答えていただきました。
 

 学生の感想を紹介します。

 
「事例をもとに説明していただき、現場ではどのようにアセスメントや支援をしているのかがよく分かった。今までは児童相談所にあまり興味がなかったが、話を聴くなかでやりがいのある仕事だと思うようになった。スライドをわかりやすく作成してくださり、しっかり目に焼き付けてたくさん学ぶことができた」(2年生 市本大希)
 
「家族の強みに気づけることが支援者にとって必要な視点の一つだと思った。また、子どもが安心・安全に暮らすためにどうすればよいのかを常に考え、意思を言葉で伝えることができない子どもの代弁者であるという自覚をもっていかなければならないと感じた。支援の流れや支援を行う中で、役に立つツールなどこれまで知らなかった知識や情報も得ることができた」(2年生 加地純菜)
 
「進路について迷っていましたが、今回の講義を聞いて児童福祉司になりたいと思いました。ニュースなど児童虐待についてのニュースをみて、最低な親だなとか、子どもがかわいそうと思っていたのですが、講義をうけて、虐待は親が悪いだけでなく、親も親でいろいろな理由や環境の影響もあり、支援が必要なんだと意識が変わりました。現場で働く専門職のお話をうかがって、情報や機会を待っているだけでなく、自分から積極的に行動してどんどん知識や経験を増やしていきたいなと思いました。」(2年生 丹嶋梨乃)
 
「児童相談所について貴重な話を聞かせていただくことができました。授業で教えてもらったこともたくさん出てきたので、日々の勉強の積み重ねも大切であることを学びました。講義を受け、子どもを中心に考えていき、子どもを主語にして、子どもにとって最も良いことを見つけていくことが大切であるということを学びました。貴重な機会をありがとうございました。」(2年生 渡辺智子)
 
講義の様子
 モデル事例をもとにとても分かりやすく日頃の支援実践を説明してくださいました。
若手職員からの説明
 若手の職員さんからは、なぜ今の仕事を選んだのか、現在の仕事のやりがいなども話していただき、学生は自分自身の進路を考える貴重な機会にもなりました。
職員との交流
職員との交流
 学生からの質問や疑問に丁寧に答えていただき、さらに学びが深まりました。