基礎ゼミナールC 高尾③グループ『認知症行方不明者捜索訓練研修会』に参加しました

 高尾地区で行っている認知症行方不明者捜索訓練は、残念ながら今年度も中止になりました。その代わりに、令和3年12月11日に高尾学区連合町内会の方 13 名と学生9名が参加して、認知症行方不明者捜索訓練研修会が開催されました。

 まず町内会の方々と共に認知症サポーター養成講座を受講しました。認知症の症状や、認知症サポーターとしての役割、地域住民として私たちができることについて学びました。認知症のある方の混乱や不安な気持ち、またそう感じる場面をロールプレイを通して学びました。町内会の方々と共に受講しお話を聴くことで地域からの視点で認知症について考えることができました。

 その後、学生がグループごとに全国の認知症行方不明者捜索訓練の動画を示し、道に迷って 困っていると思われる認知症高齢者への声かけや対応、また認知症の方が行方不明になった場合の連絡方法について学生たちの考えを交えながら発表しました。調べていくなかで認知症に関連するさまざまな取り組みが地域の社会福祉協議会などの組織によって全国的に行われていることがわかりました。発表はとても緊張しましたが、私達の伝えたかったことをしっかり伝えることができたと思います。

 町内会の方に、発表を今後の捜索訓練に活かしていけると感想をいただき、高尾地区の活動に役立てることができたことが嬉しく思いました。今回の研修会をとおして、町内会の方々が認知症についての取り組みを重要視されていることを感じました。

 また講座や発表から、認知症について理解することの大切さを感じました。そして地域の助けが認知症高齢者やその家族にとって大きな“力”になることを感じました。地域福祉を学ぶ私たちにとって多くのことを学び感じる機会でした

(地域福祉学科 1年 坂入志穂)

 

認知症サポーター養成講座の様子
 認知症サポーター養成講座の様子

 

学生発表の様子
 学生発表の様子