「共生社会実践演習Ⅰ」の授業で田治部地区に行ってきました!


 「共生社会実践演習Ⅰ」は、2年次に開講される科目で社会福祉士の専門性をより高め卒業時に本校独自の称号である「共生社会推進士」を取得できる副専攻科目のひとつです。今年度は、20名の学生が履修しています。
 このたび、4月24日(土)に新見市の田治部地区にて活動を行ってきましたので紹介させていただきます。
田治部地区は、新見駅からJR姫新線に乗り約20分の場所にあり、小規模多機能自治組織「田治部みらい会(以下、「みらい会」)」が中心となり、地域の防災活動やイベント・行事の開催、地域課題の解決に向けた活動など、様々な取組が行われています。
 当日は、6月20日(日)に開催予定の地区の花まつりに向けた準備として、午前中に地域の方と花の種まきやポット鉢への植え替え作業をしました。午後からは、廃校になった小学校を見学し、みらい会の方から会の設立背景や活動内容、地域の様子等のお話を聴きました。みらい会の方の楽しくあたたかい進行により、学生の緊張も次第にほぐれ様々な質問が飛び交いました。
 後日、学生と学外活動の振り返りをした授業では、「みらい会のモットーである『100の議論より、まず1歩』という自分たちの力で考え実行するという前向きな姿勢が印象的だった。」「地域の方一人ひとりが積極的で地元愛にあふれていた。」「みらい会の設立によって、課題解決への取組や住民が楽しめる行事が整っている。」など、田治部地区の魅力に関する多くの感想が出されました。
 今後も地域行事への参加や住民の方との関わりを通して、一年間かけて「地域の理解」をより深めていきたいと思います。みらい会の皆さん、引き続きよろしくお願いいたします。

田治小学校
 田治部小学校

田治部小学校は、平成27年に閉校しましたが地域の方の工夫やアイディアにより活用されています。

 

種まき
 種まき

ヒャクニチソウとマリーゴールドの種をピンセットで一粒ずつまいています。

 

ポット鉢への植え替え
 ポット鉢への植え替え

芽が出たらピンセットで丁寧にポット鉢への植え替え作業をしました。

 

みらいの会の方からの説明
  みらいの会からの説明

みらい会の方から地域での活動内容等のお話を聴き、学生から様々な質問が出ました。