学内演習でロボット「Hug」を用いた移乗サポートについて学習しました!

 Hugとは、立位移乗や立位保持を前方からサポートするスタンディングリフトです。 例えば、想定される場面としてベッドから車椅子、ベッドからポータブルトイレ(居室において排泄を行うことのできる福祉用具)への移乗があります。立位保持では、トイレや脱衣場でのズボン着脱時の姿勢をサポートしてくれることが考えられます。 
 実際にHugを使用して介助方法の体験をしました。体験の中で、ボタンの操作が簡単であるとともに、利用者を抱え上げる必要もないため介護者の腰への負担がかからないということを実感しました。また、立位移乗や立位保持を後方からサポートする他の移乗サポートロボットと異なって、立位移乗を支えるベルト(スリングシート)を使用する必要がないためセッティングも簡単に行えるということを学びました。  
一方で、ロボットでの介助であることから、より利用者への配慮が必要になってくると考えました。ロボットを使うことへのリスクとともに利用者が本当にHugを使用することのできる対象者なのかを熟考した上で活用する必要があると思いました。
 実際、利用者役になってHugの体験をすると、ロボットによる介助ということで不安な部分もありましたが、操作をする介護者が適切な言葉かけをしてくれることで安心することができました。また、コロナ禍で介護者と密着せずに支援を受けられることや、残存機能の活用(脚力)、自然な身体の動き、羞恥心に配慮しながらHugによる支援を受けることで、利用者は安全かつ快適に移乗できるということもわかりました。 
 この演習に参加して、福祉用具は、適切に用いると介護者の身体的負担だけではなく、利用者の心理面・身体面においても負担を軽減する効果があるということを学びました。移乗サポートロボットは、まだ日本での普及率が低いため、国内で多くの人に周知され、今後現場において使用されていくことが増えていけばいいと思いました。これからも様々な福祉用具について学び、利用者の方が安心・安全・安楽に生活することのできるサポートについて考えていきたいです。 (地域福祉学科2年 渡辺智子 )
 
操作説明を受けました
メーカー担当者からスタンディングリフトの種類、操作方法について説明を受けました。
 
実際にロボットを使用した体験1
実際にロボットを使用した体験1
  実際に移乗サポートロボット(Hug)を使用して立位姿勢の保持や移乗が安全に無理なく行えるかどうか体験しました。